スパイク シリーズ

ドルーピーのシリーズから独立して作られたスパイク主演のシリーズ。このシリーズに出てくるスパイクは、ドルーピーシリーズと違ってあくどいスパイクではない。基本的にスパイクは、相手に仕掛けたことが、全て自分に返ってきてしまう。
仕掛けたダイナマイトはスパイクの所でしか爆発しない。
切り倒した木はスパイクの所に倒れてくる。そのため「倒れるぞ」「アー!」という名台詞が産れた。
スパイクは犬らしく骨が大好き。

制作年 タイトル 原題 略説
1949腹ペコ野良猫THE COUNTERFEIT CAT空腹の野良猫(黒猫)はある家のカナリアを食べようとして、スパイクに見つかり追い払われる。隣の犬の頭の皮を剥いで、犬に変装した黒猫はスパイクを騙して家に上がり込む。スパイクに骨をあげ、骨を埋めにいったスキにカナリアを食べようする。猫とばれた黒猫は、骨を回収して返ろうとするが、スパイクがカナリアと交換に骨をもらおうとする。カナリアは骨を持って飛んでいってしまう。隣の犬に頭の皮をかぶっている所を見つかり、黒猫とスパイクは頭の皮を剥がれる。
1950いたずらモグラGARDEN GOPHERスパイクが埋めた骨をモグラが押し戻す。スパイクはモグラに仕返ししようとするが全て自分に返ってくる。モグラにバカにされたスパイクは、女モグラに化けてモグラをおびき寄せようとする。しかし地中から大勢のモグラが現われ逆に追われてしまう。
1950腹話術は楽しVENTRILOQUIST CATスパイクの悪口を書いていた黒猫は、スパイクに見つかって木箱の中に隠れる。木箱の中で遠くのものに声を飛ばせる腹話術器を見つけた黒猫はスパイクを騙す。騙され続けたスパイクは、雌猫に化けて黒猫を誘き出そうとするが他の犬に猫と勘違いされ電柱の上に逃げる。笑っていた黒猫はその犬達に見つかり電柱の上に逃げる。逃げた電柱の上でスパイクと鉢合わせになり、スパイクと犬達に挟み撃ちにされた黒猫は暗くなるまで永遠に吠え続けられる。
1951ブルさんはおねむCOCK-A-DOODLE DOG早朝に返ってきたスパイクが寝ようとするとニワトリが「カッカドゥードゥルドゥー」と鳴き始め寝られない。ニワトリを鳴かさないようにするスパイクと意地でも鳴こうとするニワトリの争いが続く。寝る時間になったニワトリが寝ようとすると、今度はスパイクが「カッカドゥードゥルドゥー」と鳴き始める。
1952へんてこなオペラMAGICAL MAESTROスパイク演じるオペラ歌手「プッチーニ」の所にマジシャンが共演の売り込みにやってくる。スパイクに断られたマジシャンは指揮者に化けて、オペラを歌っているスパイクにマジックを仕掛ける。中国人、インディアン、黒人等にされたり、アメフト選手、カントリー歌手等にされたり、やりたい放題されたスパイクは、マジシャンに気付いて仕返しをする。
1952冬眠中はお静かにROCK-A-BYE BEAR保健所にいたスパイクは、ビーグル犬に無理矢理立候補させられ、クマが冬眠中の留守番にいく事になる。無理矢理立候補させたビーグル犬も好条件の仕事に、トンネルを掘って先回りして仕事を横取りしようとする。ビーグル犬は、クマに音を立てるなと脅されているスパイクを見て、わざと音を立たせようとする。スパイクは叫び声などを出そうとすると、外に行って叫んで返ってくる事を繰り返す。ダイナマイトで吹き飛ばしても起きなかったクマは、飛んできた美女の写真を見て吹いたビーグル犬の口笛で起きてしまう。
1955逃げてはみたけどCELLBOUNDスパイクはスプーンで穴を掘って刑務所から脱走しようとする。20年かけて掘ったトンネルから逃げるスパイクは汽車の中にあったテレビの中に隠れる。そのテレビは刑務所の所長室に運ばれる。テレビの中でテレビ番組を自作自演するスパイクは、テレビの下に穴を掘って逃げる。逃げた先は所長の自宅に運ばれたテレビの中だった。

オオカミ シリーズ

ドルーピーのシリーズから独立して作られたオオカミ主演のシリーズ。
数は少なく赤ずきんちゃんをパロッた作品と何でも食べるヤギの話の2本しかない。

制作年 タイトル 原題 略説
1949田舎狼と都会狼LITTLE RURAL RIDING HOOD田舎に住むオオカミは、家に訪ねてくる赤ずきんちゃんにキスをしようとする。その時都会の従兄弟のオオカミから、綺麗な美女がいるからこっちに出てくるよう電報と共に美女の写真を送ってきた。写真に一目惚れしたオオカミは都会のオオカミの元に行く。紳士的な都会のオオカミは、落ち着きのないオオカミをなだめながら、歌を歌う美女を見せる。飛びかかろうとする田舎のオオカミを向いていないと田舎に連れ帰る。都会のオオカミは、田舎で待っていた赤ずきんに一目惚れしてしまう。
1954何でもウメェーBILLY BOY田舎に住むオオカミの元に子ヤギのビリーが送られてきた。ビリーはいきなりカーペットを食べ始めるが、それだけでなく金属や紙、繊維など何でも食べてしまう。困ったオオカミは、カリフォルニア方面に向けて線路をビリーに食べさせる。オオカミが寝ようとすると、カリフォルニアから往復して線路を食べながら戻ってきたビリーに家を食べられてしまう。オオカミはビリーをロケット花火に括り付け月に飛ばしてしまう。月に落ちたビリーは月を食べてしまう。

黒猫 シリーズ

スパイクとの共演が多い黒猫の主演シリーズ。スパイクといるときは、犬猫の関係は保ちつつもスパイクをいじめる役が多かった。しかし、このシリーズでは、他の作品同様、主演の黒猫自身がやられることが多い。困っている子猫を救うなど優しい面も持ち合わせている。意外に精神的に弱くノイローゼ気味。

制作年 タイトル 原題 略説
1948月へ行った猫THE CAT THAT HATED PEOPLE地球で人間と共存することに嫌気がさした黒猫は、ロケットに乗り込んで月に行ってしまう。静かな月に喜んだ黒猫だったが、訳のわからない騒々しいものが次々に現われ、月に嫌気がさす。アイアンショットで地球に戻った黒猫は、人に踏まれようが蹴られようが大喜びする。
1949呪いの黒猫BAD LUCK BLACKIE白い子猫は、片眼に黒ブチがあって、陰険な笑い方をするブルドックのいじめに困っていた。外であった黒猫に、黒猫が前を横切ると災いをもたらす魔力があると教えられ、困ったときは笛を吹きなさいと笛をもらう。子猫が笛を吹くと近付いたブルドックの前を黒猫が横切り、ブルドックに様々な災いが起こる。ブルドックが黒猫を白ペンキで塗ると、黒猫の魔力が無くなってしまう。黒猫を助けようと子猫が黒いペンキで黒く塗ってブルドックの前を横切るとブルドックに災いが起こる。そのショックで笛を飲み込んだブルドックが、シャックリの度に笛が鳴ると、ブルドックの上に様々なものが落ちてくる。
1950恐怖よサラバTHE CUCKOO CLOCKノイローゼの黒猫は、その元凶のカッコウ時計のカッコウを食べようとする。食べようとする度に一枚上手のカッコウにやられてしまう。黒猫は家を出るふりをして時計の中に隠れ(頭だけ隠している)カッコウを待つ。気付いたカッコウは、爆薬を詰めたオモチャのカッコウを飛ばす。カッコウと思って食べた黒猫は爆発してしまう。

その他

シリーズ化されなかった単発シリーズ。車や飛行機が主役の話や若者言葉が理解できない天国の話、ノミの話、刑務所誕生秘話など独特な内容の話が多く揃っている。

制作年 タイトル 原題 略説
1948ウルトラ子がもLUCKY DUCKY大きい犬と小さい犬のデコボココンビは、カモだらけの湖上で、小舟に乗って猟の解禁時間まで待っている。解禁時間を知らせる汽笛と共にカモは一斉にいなくなる。卵を運ぶ鳥を撃つが、カゴに入っていた卵だけが落ちる。その卵から産れたばかりのカモに二匹の犬達はもて遊ばれる。小さなカモを追いかけているうちに禁猟時間を知らせる汽笛が鳴り、一斉にカモたちが湖上に戻ってくる。なすすべのない二匹の犬達はただふてくされて座っている。
1949ねむいウサギ狩りDOGGONE TIRED飼い主に猟に連れて来てもらって、ハイテンションの猟犬スピーディーは、早速ウサギの巣を見つけるが猟は明日の朝だとなだめられる。それを聞いていたウサギは、スピーディーの睡眠をいろんな手段を使って邪魔する。グロッキー状態のスピーディーはとうとう深い眠りに就いてしまい、ウサギが何をやろうが起きなくなる。早朝眠くてたまらないスピーディーは、飼い主に猟に連れて行かれる。ウサギの巣に放り込まれたスピーディーは眠さに負けて、スピーディーの睡眠を邪魔して寝不足のウサギと寝てしまう。
1950森の小さな靴屋さんTHE PEACHY COBBLER病に倒れ、食べ物に困っている靴屋の老夫婦は、冬でエサに困っている小鳥になけなしのパンひとかけらをあげる。老夫婦が眠りに就くと、エサをもらった小鳥たちは小人の妖精に変わり、仕事が出来ないおじいさんの変わりに、靴の修理を一晩でやってしまう。起きてきた老夫婦が出来上がった靴を見て踊り出す。
1951へんな体験記SYMPHONY IN SLANG天国の受付にやってきた青年の言葉がわからない受付の年老いた神様は、言語学者の神様ウェブスター博士に助けを求める。早速スラング混じりの若者言葉で自分の人生を語り始める青年の言っていることを、ウェブスター博士は正確に訳そうとする。そのため神様達の思い描く青年の人生は訳の解らないものになっていく。
1952ボクはスポーツカーONE CAB'S FAMILYセダンカーの夫婦の家に子供が生まれた。父親のセダンカーそっくりの赤ちゃんは、大きくなるにつれレーシングカーにあこがれる。父親にスポーツカーは危険だから駄目だとお仕置きを受ける。反抗期の子供は自分でスポーツカーに改造してしまう。家を飛び出した子供を追って父親が必死についていく。列車に轢かれそうになったガス欠の父親を助け重傷を追った子供は部品を交換して助かる。車体を自由に選んで良いと言われた子供は父親と同じセダンを選ぶ。しかし、エンジンはスポーツカーのままだった。
1953ぼくはジェット機LITTLE JOHNNY JET仕事を探すが、ジェット機の波に押され仕事が見つからない、退役機B-29のお父さんのところに赤ちゃんが届く。忌み嫌うジェット機の赤ちゃんに親不孝者と叫ぶ。B-29のお父さんは新聞に出ていた世界一周レースに参加する。飛んでいる最中にプロペラが飛んでいき、墜落しそうになったところを、中に乗っていたジェット機の子供に助けられる。そのままジェット機の子供に押されながらレースに参加した親子は優勝する。
1954ノミのサーカスTHE FLEA CIRCUSノミのサーカス団の人気女優フィフィとその他のノミ達は、上演中の劇場に入ってきた犬にくっついて、そのまま犬と共にいなくなってしまう。唯一残った人気のないピエロのフランソワは、フィフィ達を連れ戻すため犬を追う。犬が池に飛び込んで、溺れそうになったフィフィを助けたフランソワは、自分のことを嫌っているフィフィの元を去ろうとする。するとフィフィから結婚してと言われる。沢山の子供を作ったフランソワ達は、困っていたサーカス団の支配人の元に戻って、子供達とサーカスで活躍する。
1955善人エドFIELD AND SCREAMアメリカの平凡なスポーツマン、エド・ジョーンズは、車で夜通し走って釣りに出かける。エドは、大量の疑似餌、水草を刈りながら走れるボート、糸が絡まないリールを駆使して釣りをする。時にはカモ狩りに出かけたり、鹿狩りに出かける。鹿を追いかけていったエドは、逆に鹿にハンティングされてしまう。
1955悪人の誕生THE FIRST BAD MANテキサスはダラスにある最初の刑務所の話。劇場や大学など文明があった遠い昔(石器時代?)平和なダラスに、初の悪人ゴジラキッドが登場する。殺し、強盗、誘拐を繰り返すゴジラキッドをダラスの人々が協力して、大きな岩の中に追い込む。その大きな岩を削って、初めての刑務所が作られる。
1957名犬チビSCAT CATS スパイクとタイク親子は、飼い主のジョージとジョアンに留守を頼まれる。留守の家に家猫のブッチ(黒猫)は、仲間のライトニング(オレンジの猫)、トプシー(小さい猫)、灰色の猫を呼んでパーティーを計画する。スパイク達は家に入ろうとする猫たちを追い払う。何とか家にはろうとする猫たちは、飼い主の夫婦に化ける。スパイクはだませたが息子のタイクはお尻に噛みつく。平謝りのスパイクだったが猫だと解ると、猫たちを追いかけて木の上に追い込む。
トムとジェリーのキャラクター達が登場する話。